恋愛・生殖

恋愛工学のセックストリガー理論の証拠(エビデンス)になる可能性がある論文

生物学的な事実として: VCS(ヴァギナ-子宮頚部刺激)のマターナルボンド形成作用 K.Kendrick 1991, E.Keverne 1983 :ディルドを使ってメスの羊のヴァギナと子宮頸部を刺激すると、妊娠中の羊、そしてエストロゲンとプロゲステロンを投与されて擬似妊娠状態となった羊までもが母性的行動を示すように性格が急変することを発見(その後、ウマやウシでも確認)。──出産時に生じるような自然な刺激 (を真似た刺激) をメスの腟部に与えることで、とある個体 (=よそ者の仔羊などでも) と、メスとの絆 (擬似的なマターナル・ボンド) は形成されやすくなる。

この刺激はメスの脳内の室傍核 (=オキシトシンの産生領域) でオキシトシンの大量放出を引き起こし、それがドーパミンとオピオイドによる報酬学習を促し、社会的記憶と絆形成への意欲を高める。

(おまけ)ヒトペニスのVCS仮説──神経生物学者ラリー・ヤングが主張する「ヒトのペニスはなぜ大きいのか」(霊長類最大だ)の仮説。ヒトのオスのペニスが大きく発達したのはヴァギナ-子宮頚部刺激でオキシトシン放出を促し絆を形成させるため、というのはヒト生殖の特性にも符合するし、面白い話。

性交中にオキシトシンの奔流を引き起こす子宮頸部の奥までを刺激するには平均的な膣の長さである7〜8センチよりもかなり長めなペニスが必要になる。

子宮頚部刺激に頼らないオキシトシン放出するために、ヒトのネオテニー進化がなされている可能性も考えられる。赤ん坊がママにやるように、ハグ、口移し=キス、胸を揉む、乳首を吸う…これらは成人の男性でも行う。これらを行うことで”特別な絆”形成を助けている可能性がある。